通信制高校は単位制だけど学年制との違いは?

愛知県名古屋市在住の綾瀬です。

高校を卒業するために取得する単位数は、全日制、定時制、通信制のどの高校でも74単位以上と文科省で定められています。

取得するための仕組みは、通信制高校が導入している「単位制」と、大半の全日制高校や、定時制高校が導入している「学年制」に分けられます。

今日は、単位制と学年制の違いについて確認していきたいと思います。

単位制と学年制の違い

出典:フォトAC

単位制の仕組みとは?

多くの通信制高校で導入されている「単位制」とは、各科目や行事などに設定された単位を、合計72単位以上取得すれば卒業できるという制度になります。

一つ一つの科目に対する学習成果を評価対象としているので、単位を取得するためには、課題のレポートを提出し、単位認定試験に合格する必要があります。

ただ、学年毎の区切りがないので、単位を落としてしまっても留年はありません。再履修し、合格することで単位をそのまま積み重ねていけます。

他の高校へ転入や編入をした場合も、単位の引継ぎができる学校もあります。この点が、「単位制」の大きなメリットといえるでしょう。

逆に留年がないということは、計画的に進めないといつまでも卒業できないということになります。メリットにあぐらをかいていると、デメリットにもなりえるということです。

 

学年制の仕組みとは?

多くの全日制や定時制の高校で導入されているのが「学年制」です。学年制は、学年毎に取得しなければならない単位数が決まっています。

そのため、学年毎で設定された単位数を取得できない場合、留年となり次の学年に上がれません。この留年があるという点が、「単位制」との大きな違いです。

また、留年した場合、足りない単位のみを取得すればいいというわけではなく、その学年ですでに取得した単位もゼロになってしまい、全て取り直しとなります。

デメリットを上げるとするなら、留年があるという点はもちろん、留年後の単位がリセットされるという点も大きなデメリットといえるかもしれません。

では、メリットはどうでしょうか。「学年制」を取り入れている高校は毎日登校するため、必要な単位数を授業を受けることで取得できるという点です。

また、日々一緒に過ごしてきた同級生が3年でほぼ卒業するので、自らも留年しないよう3年で卒業するということが自然と意識しやすい環境といえます。

自己管理能力がないと、3年で卒業しにくいとされる「単位制」と比べると、ことの点は大きなメリットといえるでしょう。

 

「単位制」と「学年制」の大きな違いをまとめると以下の二点になります。

  • 留年があるか否か
  • 取得できなかった単位の引継ぎができるか否か

どちらにもメリットとデメリットがあります。自分には「単位制」と「学年制」のどちらがあっているのか、よく考えて選ぶことが大切になります。